「うるせーよ。」
俺はそういって、適当に返答する。
「おい、各自何走者で何レーンはわかっているな?」
俺の隣にいた美樹先輩が真面目に質問してくる。
「はい、俺は2走者の3レーンっすよ。」
タケが、少し笑みの残っている声で先輩に言う。
「俺は4走者の2レーンっすね。」
シマは真剣な顔になってそう言う。
「俺は、3走者の5レーンっす。」
俺がそういうと、美樹先輩は、よし、と小さく言った。
「もう……時間みたいだ。……いくぞ。」
「「うっす」」
美樹先輩の声に俺らが返事をする。
その瞬間、係員に誘導され、俺らは俺らの舞台へと移動する。



