On Your Marks…~君と共に~




「うはははっ、もしかして瞬知らなかったのかよ。コウさ、ずいぶん前から澪に片想い中なんだぜ?……ドストレートの一本通行だけどな。」



そういいながら、タケがおかしそうに腹を抱えて笑っていた。


少しだけズキリと胸の奥が痛んだ。



「うっせーよ。ったく……。」



コウは顔を真っ赤にして、身の回りを整頓しだす。



「ま、俺には澪の好きな人わかってるけどなーっ」



そういって、ニヤリと笑ったシマ。



「俺も大体は予想ついてるけど。」



そのあとに続くタケ。


は?なんで、知ってんだよこいつら。



「澪ってすぐ顔に出るもんな。わかるやすすぎるぞあれは。」



ナオ先輩までもがクスクスと笑っていた…。



「澪の好きな奴ってさ…し「あああああああぁーーーっと!」」



シン先輩が何か言おうとしたところで、卓也先輩が声を荒げた。



「とりあえず、澪の好きな奴はお前ら2人以外知っているようだがな。なんで、お前らにわからないのか…俺は不思議でたまらないぞ、瞬。」



そう、エナメルバックを持ち上げながら言ってくる美樹先輩。