On Your Marks…~君と共に~



……とりあえず、半裸はまずいので制服のYシャツを羽織る。




「お前はうちのエースだ。……風になる準備はもう出来たんだろうな?」



ナオ先輩がニヤリと笑った。



「…バッチリっすよ。明日鷲松の風吹かせますから。」



そういって、俺も笑った。




「……なんたって、明日は澪が見に来るもんなっ!」



部室の端にいたシマが意地悪そうに笑いながらそんなことをポツリと言った。



「えぇ!?澪来るのか!?」



いきなり、俺の隣にいたコウがあわてだす。


……何こいつ慌ててるんだ。




「おいっ!なんで、澪が来ること今日まで言わなかったんだよ。」



コウが、俺の肩をつかんで揺さぶってくる。



いやぁ…なんで言わなかったかって言われても……



「俺呼んだの昨日だし?……ってか、なんでお前そんなに慌ててるんだよ…。彼女が来るならわかっけど、チームメイトの澪くらいで……。」



俺がそういうと、周りの奴らは皆笑い出した。