「おい、瞬っ!今日はもう上がるぞーっ!」
キャプテンのナオ先輩(直樹先輩)の声が後ろから聞こえた。
「……うぃすっ…」
俺は低く返事をして、タオルで汗をぬぐいながら部室へと向かう。
部室の中は、スプリンター全員がそろっていた。
「……っと…。これで全員だな。まあ、明日は大会だ。今回の4継はうちは不参加だが……その分ショートは頑張ってくれよ。
会場設定は近場の高校の鷲松がすることになったから、明日の朝は早いぞ。6時に現地集合だ。遅刻は厳禁だからな。特にシン(真一先輩)!お前は目覚まし10個くらいかけとけよ。
そして…瞬!」
…え?
着替え途中に名前を呼ばれて俺はびくっとする。
全員の視線が俺に集まる。



