On Your Marks…~君と共に~




「見た感じ、瞬は髪も肌も日に焼けているみたいだし……屋外なのは確かなんだよね。体は華奢だし……えーなんだろう。ヒント頂戴よ、ヒントっ!」




無邪気に俺にヒントをねだる澪は、とても愛らしく俺まで少し笑顔になってしまった。





「しゃーなしに、ヒントな。……風になれる……そんな部活だ。」




暗闇の中に光を少しだけ与えてあげる。



そこに、目の前君が、気づくか…気づかないか……








「もしかして……陸上…とか?」





少しだけ、窓の外を見てから俺の方をゆっくり見てくる澪。






「ああ。よくわかったな。」





「ふふ、なんか、風って聞いてぱっと思いついたの。なんでかな。」




そういいながら無邪気に笑う澪。



確かにお前は…お前なんだな。