「あたしの名前は、彩羅。澪より先輩だけど、すっごく仲良かったの。紗名に負けないくらいに。
だから……よろしくね。」
「あたしは、あかね。あたしも澪より先輩だけど、仲良かったんだよ。まだね、あたしたちのほかにも、澪と仲良かった先輩いっぱいいるの。今日はちょっと用事でこれないみたいなんだけど、たぶんそのうち各々で顔出しに来ると思う。
ちょっとうるさくて、バカみたいなメンバーばっかりだけど、相手にしてやってね。そしたら、きっと喜ぶから。」
そういって、優しげに微笑む2人の先輩はとても頼もしく見えた。
「っと…じゃあ、俺も挨拶しとかないとなっ!
俺は、島口悠ってんだけど、シマって呼んでくれ。澪と同じだから、遠慮はいらねえぞ?んで、こいつは瞬。
瞬と澪はいっつも言い合いしてて、本当にお前ら2人はいいコンビだったな。
とりあえず、よろしくな、澪。」
シマが、、ひょこっと俺の隣に出てきて、俺の分まで紹介しやがった。
「出ました、シマのでしゃばりっ!」
隣から紗名がクスクスと笑いながらそんなことを言うもんだから、俺らまでつられて笑ってしまう。
少しだけ、病室に笑い声が響いた。
ほんの少しだけ、あの頃の時間に戻ったような気がした。



