On Your Marks…~君と共に~



お前がいてくれてよかった。


ここに生きていたくれてよかった。


俺の前でもう一度笑ってくれてよかった。


お前にもう一度あえてよかった。







「ありがとうな。」




そっと澪につぶやく。




「ここにいてくれて…ありがとうな。」




そういって、無理やりにでも俺は笑顔を作った。



「ふふっ……あなたって、おかしい人だね。」




「……ああ、そうなのかもな。」




窓から気まぐれに吹く風が気持ちよかった。


窓から見える茜色の光は俺らを優しく包み込んだ。




「澪、うちらも自己紹介いいかな?」



そういって、彩羅先輩が俺の隣に並ぶ。


そして、その隣にはあかね先輩も並んだ。