On Your Marks…~君と共に~




__『風になりたくてもなれない奴だっているんだ!バカっ!』



よみがえる。




__『あたしがあんたの、勝木の追い風になる。向かい風に負けない、追い風になる。』



鮮明に…




__『この足で、勝木が風になるの。風にならないといけない。』



もしかしたら…


でも、そのもしかしたらは、かなうはずもなくて…







「今日の風…気持ちいいの。……なんでだろうね。」



そういって、俺の顔を見て、笑う君がとても切なかった。


愛しかった。


今すぐ、この手で抱きしめたくなった。







__『あいつは…澪は生きてるんだ。確かに生きているんだ。それだけで…いいんじゃないのか?』



俺は、これ以上何を望んだのだろう。


俺は、これ以上何を期待したのだろう。