おじさんとおばさんが俺らの先頭に立ち、俺らはそのあとを歩いてゆく。 __『誰もがみんな人生っていう長距離を走ってるんだってあたし思ってる。』 ああ、確かに今走ってる。 一瞬折れそうになったけど、確かに俺は今走っている。 前を向いて走っている。 __『瞬はさ…走ってるとき何考えてるの?』 俺はさ…やっぱり未来見てるよ。 お前が再び俺の走りを風だと言ってくれる日まで俺は前だけ見て走ってる。 __『この足で、勝木が風になるの。』 俺に、風になれという君のために。