「おい、瞬!」
「何だよ、シマ。俺今急いでんだけど」
「お前澪んとこ行くんだろ?」
「ああ、まあな」
次の日の放課後、俺は学校を出て、病院に向かおうとしていた。
だけど、後ろからシマが走ってきて、俺を止めた。
「…俺も行く……」
「ああ……じゃあ、早くいくぞ」
そういって、俺らは2人ならんで速足で澪のいる病院へと向かった。
だけど、俺の中にあるのは……
不安。
恐怖。
焦り。
そんなマイナスなことばかり。
看護師には、信じろって言われたけど……
今は無理なんだ。
なんでかわかんねえけど、悪い予感しかしなくて……。
昨日のおばさんの電話から、俺のこの感情をぬぐいきることはできなくて……。



