それからまた一週間が過ぎた。
俺はその間病院に行く暇はなくて、部活部活の毎日だった。
それでも、タイムは全く伸びなくて……
俺はまだ中学の俺に勝てないでいた。
__♪~……♪~……
夜道に俺の着信音が鳴り響く。
俺はポケットから携帯を取り出しディスプレイに表示されている名前に、緊張が走った。
心臓が鼓動するスピードが速くなる。
俺は緊張した手で、通話ボタンを押した。
「はい、瞬です。」
俺はゆっくりと歩きながら緊張した声でそういった。
『あ、瞬君?わたし、澪の母なんだけどね。……明日病院に来れるかしら……』
そういった、おばさんの声は、少しかすれていた。
その理由を俺が知るはずもなく、俺は話しを続けた。
「はい、分かりました」
俺はそういうと、おばさんは、「ありがとう」といって、電話を切った。
着られた携帯電話の画面の光は、数秒後に落ち、再び暗い夜道が広がる。
見上げてみても、星はなくて。
ただ、オレンジ色の不気味な街灯が俺を照らしていた。



