「お前は……いつ目が覚めんだろうな」
今日はたまたま部活が早く終わり、面会時間と噛み合ったため、俺は今澪のところにいる。
他の部の連中は、今日はどうやら都合が悪かったらしい。
俺は、そっとベッドのそばにあった丸椅子に座り、澪の手を優しく握った。
__なぁ、澪。
俺、待ってるから。ここでお前待ってるから。
お前が目覚ました時、俺の風見せてやっから……。
だからな、またそんときは笑えよ。
笑って……笑って……笑って……。
今、苦しい分、俺がお前を笑顔にしてみせるから。
「……っ!」
え……?
一瞬……澪の手が俺の手握ったような……。
気のせいか?



