On Your Marks…~君と共に~







「…瞬君…?」






後ろを振り向けば、おばさん。


優しい顔をして立っていた。




「……ありがとう。澪のこと。

本当にありがとう。」




そういったおばさんの顔はどこか寂しげで、だけど、必死に笑顔を作っていて…



「いえ、すいません。もう、時間ですよね」



そうだ。


俺と澪との面会時間は決められているんだ。



「ええ」




「じゃ、おれこれで失礼します」



そういって、俺はおばさんに軽くお辞儀をして病室を出る。