__『あたしがあんたの、勝木の追い風になる。向かい風に負けない、追い風になる。あたしがあんたをゴールまで連れて行く。』 俺の追い風となるといった。 そんな君が堪らなく愛しかった。 __『この足で、勝木が風になるの。風にならないといけない』 ああ、なってやるよ…だから… __『頑張れっ!』 俺のそばにいてくれよ。 どこにも行くなよ。 __『右半身の麻痺、記憶喪失の恐れがあります。』 信じたくない。 お前の記憶から…俺が消えるなんて… 俺は信じない。