On Your Marks…~君と共に~



俺さ、まだお前に言っていない言葉があるんだよ。


まだ、伝えていない。


まだ、この気持ちをお前に伝えていない。


この、愛しい気持ち。


この、締め付けられるような気持ち。


まだ言ってねぇから…


だから…


だから…







「目…開けろよ…澪っ」




やっと、俺の目から涙が零れ落ちて、澪の手におちる。






__『風になりたくてもなれない奴だっているんだ!バカっ!』



最初は、生意気な奴だと思った。



__『走ったらダメな選手なんて、この世に1人もいない。あんたは走っていいんだよ。っていうか、走らないといけない。』



だけど、お前はどこまでも俺を追いかけてきて…