「まさか....」


「アッハハハハ!アンタが思ってる人で大正解よ。」


神山茉莉ちゃんがこっちをみてニコッと笑った。




「河上 夏美の妹、河上沙羅。」







_____そういうことよ。

私はアンタの姉。
まあ、面識はないわよね、だって私は捨てられたもの。
アンタが生まれてすぐに。


なんでかって?

私がアンタより無能だったから。
あのババアとジジイは才のあるやつにしか興味がないんだよ。

よかったな、アンタは選ばれて。

私より後に生まれたくせに。













あんたなんか、生まれなきゃよかった。