都合のいい女の条件


「ふぅ」

仕事の区切りがついた

時計を見れば7:30


「丁度いいか」



事務所を出て合コンという名の
食事提供場所へ向かう



店に入っていきなり帰りたくなった

座敷かよ…



座敷っていつの間にか隣のヤツが代わってたり
するじゃん?

あれ嫌いなんだよねー



しかし、タダ飯




とりあえず端に座って

「メグちゃん、ビール」



「あたしは、店員じゃないわっ
ってか来たなら言えー」


「あと、チヂミと焼鳥」


「話を聞けー!」





はいはい。とりあえずご飯食べないとね

「メグちゃん、レモンサワー」


「メグはいないよ?あたし、頼もうか?」


いつの間に。誰だよ

「あたし、メグの高校時代の友達で~~」




あー、こういう話し方の女は無理



「あたしねぇー「レモンサワー」」


いや、キョトンとした顔をされてもね
その顔わざとでしょ?


「レ・モ・ン・サ・ワー」


うわー…
言葉を封じたら行動で示してきやがった

体を密着させて上目遣いなら男が落ちると
信じてやがる

こんな、香水臭くてつけまつげに頼る女
勘弁してよ


スッピン見せてみろっての




「俺、アンタとはセックスしないよ?
別の男の所に行きな」








「はい。レモンサワーです」

左側の女がレモンサワーくれた



さっき女はそそくさとどこかへ行った


やれやれ