次の日、起きるとわたしの顔はひどいもんだった。
まぶたは腫れて、くまもできている。
(学校もやる気でないな…)
それでも休むわけにもいかず、とぼとぼと学校へ向かった。
学校について教室に入ると、咲がいつもの調子で
「千夏おっはよー!」
と言ってきた。
こいつはなんて空気が読めないんだ…
と呆れたが、咲に何を言っても無駄だとわたしはわかっている。
それに昨日は咲を駅に置いて帰っちゃったし、ちょっと悪いこともしたかな、と思う。
「咲、昨日勝手に帰ってごめん…」
一応謝っておいた。
すると咲は
「あ〜、昨日ね!!あー…実はさあ…」
咲が語り始めた。

