(名字キム〇クのほうか〜…おしかったな)
わたしがそんなことを考えていると、しゃがみこんでいる小池くん…じゃなくて木村くんにボールが当たった。
「いでっ」
木村くんはちょっと恥ずかしそうに笑いながら「当たっちゃった…」とつぶやいて、こちらに会釈して外野へとまわって行った。
わたしはぽーっとして木村くんの後ろ姿を見送っていた。
「なんか、可愛いかんじだね」
咲が横で木村くんを見ながらつぶやいたので、わたしはキッと咲を睨み付けて口パクで《あーたーしーの!!!》と言っておいた。
すると咲が「あ〜、暑いよね」と返してきた。
咲はわたしが《あついね》って言ったんだと勘違いしたようだ。
「今日は咲としゃべんないから」
わたしが咲から背を向けて歩きだすと、咲は「え?!なんでなんで??あたしなんかした?!」
と言ってついて来たのでほっぺたをつねってやった。
わたしがそんなことを考えていると、しゃがみこんでいる小池くん…じゃなくて木村くんにボールが当たった。
「いでっ」
木村くんはちょっと恥ずかしそうに笑いながら「当たっちゃった…」とつぶやいて、こちらに会釈して外野へとまわって行った。
わたしはぽーっとして木村くんの後ろ姿を見送っていた。
「なんか、可愛いかんじだね」
咲が横で木村くんを見ながらつぶやいたので、わたしはキッと咲を睨み付けて口パクで《あーたーしーの!!!》と言っておいた。
すると咲が「あ〜、暑いよね」と返してきた。
咲はわたしが《あついね》って言ったんだと勘違いしたようだ。
「今日は咲としゃべんないから」
わたしが咲から背を向けて歩きだすと、咲は「え?!なんでなんで??あたしなんかした?!」
と言ってついて来たのでほっぺたをつねってやった。

