適当魔法少女・りおん


「言ってくれるな――りおん――」


「わたしも、そこまで貪欲じゃないよ――」



「適当魔法少女のわたしなんか、ブロンズかシルバーあたりが関の山じゃないかなぁ――プラチナには、とても辿り着けないと思う――ステッキさんには申し訳ないけど――」


りおんは、自嘲気味に自分を評価した――。




「それはどうかな――」


期待含みで返す――。



「じゃあ、プラチナスターを獲得したら、特別ボーナスを頂戴ねっ――」


「いいだろう――」




「それじゃぁ――」


「では――」




「帰りますか――」


「うむ――」


「降下シークエンス開始――大気圏突入モード起動、耐火シールド展開カウントダウン――」





「はぁぁ、今日はあり得ない事ばっかりで疲れたよぅ――っていうか今何時――」


りおんが、ステッキさんに時間を訊ねる――。


「えーっ、もうそんな時間っ――ラジオ始まっちゃうよ――」


「ステッキさん、急ぐよっ――」


降下速度を限界まで速めるりおん――。



魔法少女という、「流れ星」が夜空を彩り、彼女の日常の営みへ還ってゆく――。