適当魔法少女・りおん


心臓付近が最も強く輝き、同時に僅かな温かさも感じているりおん――。


「えっ、何これ――」


やや、動揺した仕草で胸元を見つめるりおん――光は程なく収縮してゆき、「あの」チアガール風のシャツの胸元には、青い星印が刻印された――。


「ステッキさん、これは――」


戸惑うりおん――。



「ほぅ――ブルースターか――飛び級だな――」


感慨深く言った――。


「どういう事――」


「りおん、魔法少女にはランクがある――」


「格付けって事――」


「そうだ――下からレッド、ブルー、ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナというランクが存在する――」


「へぇ――」


「魔法少女になりたては本来、レッドスターが基本だが、稀に飛び級する者が現れる――」


「はぁ――」


「りおん、これは凄い事だぞ――」


「そうなんだぁ――ランクが上がると何かいい事があるの――」


ステッキさんの、「舞い上がり方」とは裏腹に、興味のない表現、表情のりおん――。



「ランクが上がれば、魔法の威力も技のバリエーションも増えてゆく――」


「魅力が薄いなぁ――」