「不浄なる存在と、偽りの輝きを薙ぎ払い、真の蒼き空を取り戻せっ――現れよ、バーニングエクストリームスラッシャーーーッ――」
「白色りおんかよっ――」
足元から煽る様なアンダーストロークで、バーニングエクストリームスラッシャーを解き放つりおん――。
りおんの勢いと、引力がかけ合わさり、スラッシュ弾を尋常でない速度で追いかけてゆく――。
「誤差――なし――もうすぐ目標と衝突するぞ――」
「りおんっ――」
「わかってる――防御シールド最大っ――」
魔法陣の色が、白から赤い色調に変わり、上下の目盛りが高速で回転する――。
衝突による眩い閃光――大気を裂く勢いの超重低音が響き渡る――。
閃光は、周回軌道を瞬く間に走り、光の環が数秒間だけ生まれ、消えてゆく――。
りおん達も、閃光が躰を、魂を通り抜ける現象を体感した――勿論、身体的ダメージはない――。
防御シールド、姿勢制御機能は完璧に作動し、ステッキさんがセレクトしたデブリのみを破壊、いや蒸発させて一瞬、虹色に最後の「命」を輝かせ、別れの環を紡いで――消失した――。



