適当魔法少女・りおん


「だって、邪魔でしょうがないよ――ここに来る途中にも、いっぱい浮いてたし――」


「りおん、気持ちはわかる――確かに、スペースデブリを魔法によって消し去るという計画もなくはないが――それには各方面と段取りをしておかないと――」


「えーっ――」


「それに、私達の一存で、決められる事じゃあ――――」


「んもぅ、時間ないよっステッキさんっ――もう、あんな下まで行っちゃってるよ――」


「うぐぅっ――」


追い詰められるステッキさん――反省文、ポーター達の冷たい目、雑巾一番搾りのお茶――下手をすれば、ポーター資格剥奪そして、りおんも――。


冷や汗が滴り落ちる――。



「大丈夫――ステッキさんとわたしなら、上手くいくよ――」


天使の微笑みで、ステッキさんを励ました――。


「文句言う輩がいたら、魔法監理局でも何処でも乗り込んで、適当にやっちゃうからさ――決してステッキさんを一人にしないよ――――」


「ぐすん――り、りおんぅ――」


感涙に咽ぶステッキさん――そして、決心した――。


「やるぞ――りおん――」


腹の据わった声で言った――。