「まるで興がさめる――――」
桃迦は、吐き捨てた――。
「どうするの、カネを受け取るの、受け取らないの――どのつてで私に辿り着いたのかは知らないけれど、早く決めないとそのカネ、消えてしまうわよ――」
「大事な娘達と、しょうもないもの、自らの手首、そして偽りの愛をこのままだと失う――――ふふっ、骨折り損もいいところね――」
「痛てぇ――痛てぇよぅ――」
「あら、激痛でそれどころじゃないかしら――隣の女はもう我を忘れてしまって、使いものにならない様だし――」
「桃迦、そろそろ行こうぜ――」
豹が桃迦に、哀れみの眼と声で言った――。
「もう少し愉しんでいたかったけれど、仕方ないわね――――カネはあげるわ――好きに使うといい――」
「でもね、こうなった原因はお前達二人にあるのよ――――自堕落生活のツケが回ってきた――家庭ゴミは分別もせず、コンビニのゴミ箱に押し込み、平気で身障者優先スペースに車を駐車――猛暑の車内に二つの命を置き去りにして、揃って賭け事にのめり込み、借金を重ねる――――」
「うるせぇ――痛てぇ――――」



