あたしの好きな人




◇◇◇◇◇





「今日は災難でしたー」


「ごめんて〜」







ケバ女から逃げて、結果的にまた家まで送ってくれた。







「あー、でもありがと」


「ん?」


「送ってくれて。…あと、応援………してくれて?」


「ははっ、なんで疑問型なんだよ。ちゃんと応援してっから」


「っ……。…じゃ、じゃあまた」


「おぅ」






ーバタンッ













「はぁ〜っ………」








今の稜、金髪のときよりも何倍も……










一つ一つの仕草とか笑った顔とか…











何倍も……ドキってする

















不覚ですけど!!










「おっ、波奈ー!!帰ってたのかー!」


「あれ?お兄ちゃん部活は?」


「そーれーが…………ケガした」


「え?ケガした?」






バスケが大好きなお兄ちゃんは今にも泣きそう。







「2週間バスケ出来ないんだって!俺病んじゃうー」


「2週間も?部活は出るの?」


「出たいけどなー………このケガじゃ…」








と、何か言いたげな顔で見つめてくる。