あたしの好きな人




◇◇◇◇◇







そしてそして









願わくば来て欲しくないと思って仕方なかった放課後がきてしまった。











「おい、岩崎ぃー」


「えっ先生?」







教卓から企みの有りそうな声で田嶋先生に呼ばれた。







語尾の“ぃー”がなんか気になるんですけど。








「結構前のことで怒るの忘れてたんだが…美術室に届けてと言った資料、美術室前でバラバラになっていたそうじゃないか」









え?






あ、あの時… 





確か、稜とケバ女のキスをみて恐怖で怯えすぎて荷物放り投げたんだっけ?








「だから、また頼んだよ?これ」


「はい?」







これ、と言って指さされたのは教卓の上の資料の山。