そう思うと、すーっと何かが抜けていくような感じがして。 やっと、はっきり…結斗と自分の中でけじめをつけられた、と感じた。 「じゃ、また明日な」 「うん、ばいばい」 路地で別れる。 結斗とここで別れるとき、なんの名残惜しさも感じなかったのは 今日が初めてだ。 結斗__ あたし、結斗が初恋の人で良かったよ。 想いが通じることは無かったけど それでも結斗を好きでいれて 嬉しい。 ありがとう、結斗。