あたしの好きな人




◇◇◇◇◇





「俺焼いてるから向こうで待ってて」


「手伝うよ」


「大丈夫。親が俺に焼けって言ってるから。ありがと波奈」


「う、うん」










お母さん達とあたし達と、バーベキューが始まった。








「向こう行こうぜ」


「あー…うん」







もちろん桃夜がいるわけだけど。














結斗の家は大きくて、庭が広い。






バーベキューの場所から離れててすごく静かな場所があった。









「星…綺麗だな」







そういって、桃夜は自分の座っているところの隣を指トントンとした。








座ればいいのか














「星?桃夜ってロマンチストなんだね
?」


「はぁ?別にそんなことねぇし」


「隠さないでよ。夢だったりするの?」


「……………ちげーっつの」


「そっかぁー」







桃夜がロマンチストって、似合う。






こんな腹黒い性格だけど、なんか似合う。