「ーーーん、あ・・さん?天川さん!?」

「ん・・・結人君?ここは?」

「保健室。急に倒れちゃったからびっくりしたよ。」

私が目を覚ました場所は保健室だった。

結人君が連れてきてくれたみたい。

「どうしたの?急に倒れたりして。」

心配そうな顔で見てきた。

「いつも、そうなの。未来を見るときは、意識がとんじゃうみたい。」

「よかった~。」

結人君は力が抜けたように椅子にもたれかけた。

「で、どんな未来だった?」

「無理。言えない。でも、良い未来だったと思う。」

「そっか。よかった。」

結人君は深く追求することもなく、話は終わった。