「以外と天川さんの家と近かったんだね。」

「私いつも早く出て遅く帰っていたから気づかなかったのかも。」

「そっか。」

そのあと他愛もない話をしていると、

「僕、ここだよ家。」

もう結人君の家についたみたい。

「え、ここ?私の家、すぐそこだよ。あの赤い屋根の。」

結人君の家は、私の家が見えるくらい近かった。

「僕明日から早く行こっかな。」

「会えるかもね。」

「じゃあ、また明日。ありがとう、傘。」

「ううん、結人君と話せてよかった。またね。」

私は結人君から傘をもらって帰り道についた。

結人君と帰った時間はあっという間だった。

いつもの道なのに違って見えたのは気のせいかな?