一番近くて一番遠い

「まぁ声はたまにかけられるけど
声かけられても断ってる。」

「え!?マジで!?
女遊びマジであれからやめてるの!?
お前まさかEDとか…「じゃねぇよ。」

「女と遊ぶ暇ねぇよ。
早く自立したいんだ。
毎日のように
モデルとしての紗南を見てると
すげぇ負けたくないし
あいつより上の立場になりたい。
みっともねぇだろ?
幼馴染の女より下っぱなんてよ。
俺だって、信みたいに
女を励ませるような
立場に立ちてえよ。」







「女を?紗南ちゃんをじゃねぇの?」

信がニヤっと笑う。

「お前…紗南ちゃん好きだろ。」

八重がむせる。

「俺にはホントのこと
話してくれてもいいんじゃねぇの?」

信がたくらみの眼差しを向ける。
八重はふぅ…とため息をついた。