一番近くて一番遠い

翌日、久しぶりに休みを貰えたが
唯一会える相手、それは…


「凛ー!ひっさしぶりー!」

そう…あっけらかんとした
変わらぬスマイルの信だった。

でも、今の凛花にとって
この信の笑顔にすごくホッとした。

学生の頃、よく3人で訪れた
イタリアンレストラン。

「懐かしいなあ。
ここでよく3人で飯食ったなー。
あれ?凛痩せた?ってかやつれた?」

先に席で待っていた凛花を見て
信が驚いた。

「5キロほど…」

凛花は少しぽちゃっとした体系だった。
ところが、今は随分と細くなっていた。

「5キロ!?やべぇじゃん!
今日は、たくさん食えよ!」

信はメニューを渡した。

「あんまり食欲なくて…」

すっかり元気をなくした凛花。
オーダーした食事が運ばれても
ちょっとずつしか食べない。

「凛…マジで病んでる?」

信はうつむく凛花を覗き込んだ。
すると、凛花はポロポロと泣き出した。