一番近くて一番遠い

「聞いたー?7月号ハワイだってぇ。」

紗南は
ヘアスタイルを整えてもらいながら
八重とtakaと話していた。

「テンションあがるなー。」

takaも嬉しそうだ。

「八重パスポートないでしょ?
すぐ申請しないとだよ!
1週間くらいかかるから。」

「マジで?」

「八重
明日1日休みやるから行ってこい。」

「え…いいんですか?」

1日休みをもらうのは
takaの元で働いていてから
初めての事だった。

「おお。いいよ。
お前一度も休んだり、愚痴こぼしたり
絶対しなかったもんな。
よくやるよホント。
ついでにたまにはゆっくり休めよ。」

takaはポンと八重の背中を叩いた。