一番近くて一番遠い

「ねね、八重くん…だっけ?」

「あ?はい。」

「今度一緒にご飯でもどお?」

誘ったのは
雑誌の中でもSANAと1、2を争う
人気のモデルだった。

あんな子に誘われたら
八重が断るわけない…
紗南はそう思って
なんとも言えないやり場のない気持で
2人を見ていた。

しばらくすると
そのモデルが笑いながら戻ってきた。

やっぱり…
紗南がそう思っていると


「だめだーお堅いよ彼。」

「え?」

紗南は驚いてモデルを見た

「仕事でいっぱいいっぱいなんでって
断られちゃったー。」

残念そうに笑う彼女。
それを聞いてホッとした紗南だった。

そんな出来事があってから1年…