一番近くて一番遠い

撮影スタジオで
他のモデル達と待機していると


「ねぇねぇ
最近takaちゃんが雇ったアシスタント
めっちゃかっこいいよね。」

モデルの一人が言い出した。
SANAはドキっとする。

「八重くんでしょ?
彼、SANAの幼馴染って本当?」

もう一人のモデルが言う。

「うん。そう。」

SANAは笑顔が引きつってしまう。

「えー?あたしちょっと
声かけちゃおっかなー。」

一人が立ち上がって
八重に近寄って行った。

紗南は内心ドキドキしていた。
もし、あの子が八重を誘ったら
八重はどうするのか…

あの中学の時の思い出が
フラッシュバックした。