一番近くて一番遠い

ーアシスタント生活1ヶ月目ー

takaはSANAの専属誌の
スタイリストだ。

今まで顔を合わせることが
ほとんどなかった紗南と
八重は毎日のように
顔を合わせるようになった。

「八重、それもアイロンかけて。」

「はい。」

アシスタントの仕事は過酷だった。
打ち合わせから始まり
スケジュールに沿った服や小物を調達。
荷物の運搬は体力が必要だ。
撮影後は後片付けをして
リースした品を返却…
それがほぼ毎日。

ただ、八重はそんな過酷な中でも
テキパキと働き、よく気が回る。
takaも関心していた。

八重が
メイクルームから出て行った隙を狙って
takaがSANAに言った。