「おはよ。」

翌朝いつもと変わらぬ
笑顔を見せた凛花。八重は安心した。

「あれ?凛、今日は抱きつかねぇの?」

不思議そうな信。

「私もう、やぁちゃんを卒業したの。」

ニコッと笑う凛花。

「は?なに?どーゆーこと?」

きょとんとする信。

「きっちり告って振られました。」

スッキリした凛花の笑顔。







「ま、マジで!?」

「マジで。」

八重は頭を掻きながら言った。






「じゃあ凛!
俺と…「付き合わないよ。」

食い気味に言う凛花。




「な…」

「しばらくは
夢に向けて恋愛お休みー!」





「ま、あとは頑張れ。」

ポンと信の肩を叩く八重。

信は深くため息をついた。