一番近くて一番遠い




学校の近くの公園で待ち合わせた2人。
大きな池の近くのベンチに座る。

「どうだった?takaさん。」

「すげぇいい人だったよ。」

「そりゃ、紗南が変な人
紹介するわけないもんね。」

凛花が笑う。

「あのさ。卒業するまでにちゃんと
やぁちゃんに話をしておきたくてさ。」

「話?」









「私、やぁちゃんが好き。」

いつものふざけた凛花ではなかった。
まっすぐに八重を見つめ
真剣に想いを伝えようとしていた。

「凛花…」

八重は少し間を置いて








「ごめん。」

そう言った。

「信がお前を好きだからじゃない。
凛花は俺にとって
恋愛感情じゃなくて、友情なんだよ。
親友としてすごく大事に思ってる。」

まっすぐに目を見つめる凛花に負けて
八重は目線を外した。