一番近くて一番遠い

「紗南これマジで言ってんの?
takaってあのtaka!?」

八重が興奮している。
凛花と信もその名刺を覗き込む。

「マジだ。takaさんじゃん!」

「え?知ってるの?」

紗南は3人の反応に驚く。

「知ってるもなにも
トップスタイリストじゃん。」

信は食い入るように名刺を眺める。

「へぇー。
takaってそんな有名人なんだ。
あんまtakaの事気にしてなかったから
知らなかった。」

「紗南ちゃん意外にひでぇな。」

信が笑った。

「信くんは?
もし、アシスタントつきたいなら
もう一人あたるけど。」

「俺は美容師やりながら独立目指すわ。
アシスタントとか俺には無理。
ありがとね。紗南ちゃん。」

信はそう言ってニコッと笑った。