一番近くて一番遠い






「凛花久しぶりー!!」

すっかり
凛花と紗南の女子会会場になった
お決まりの巨大水槽のあるレストラン。


今日は八重と信も一緒だ。

「すっげー!水族館みたいじゃん。」

キョロキョロしながら信が興奮する。

「よ!紗南ちゃん!」

「久しぶり!信くんも八重も。」

凛花と紗南はよく会っているが
八重と信に会うのは
以前3人で飲んで以来。

「元気そうだな。」

しばらく会わない間に
紗南はますます綺麗になっていた。

「今日はちょっと
凛花と八重に相談があって。」

「なんだよ。気持ち悪りぃな。」

「え!?俺にはないわけ!?」

信がそう言ってふざけて笑う。

「この間、凛花に頼まれて
メイクのアシスタント探してる人
紹介してもらうことに
なったんだけど…」

「うわ。凛やること早えな。
もうコネ探しかよ。」

「信だってコソコソ
就職先探してるじゃん。」

「あ、バレてた?」

ニヤッと笑う信。