一番近くて一番遠い

それを見て笑う凛花。

「なんか紗南ちゃんて
思ってたコと違った。」

「え?なになに?
どんなだと思った??」

身を乗り出して聞く紗南。

「っぶねぇな!テーブル乗るなよ。」

出された水がこぼれそうになって
八重が慌ててグラスを押さえる。

「もっと気取ってる感じかと…」

八重に対する恋心のせいか
紗南をすごく嫌な女だと
勝手に頭の中で作り上げていた凛花。

「うふ。トップモデルよ。」

紗南はポーズをとって見せる。

「紗南ちゃんサイコー。」

信はケラケラと笑う。

「キモイからやめろよ。」

「ひどっ!これでも
人気モデルなんだけど!?」

「自分で言うか?」

はっと鼻で笑う八重。