一番近くて一番遠い

仕事を終え紗南はそそくさと
身支度を整える。
凛花も同席するように頼み
takaと近くのバーで
後々落ち合う約束をした。


それぞれが後片付けを終え
バーにやってくる。
一番最後にやって来たのは
takaだった。

紗南は凛花と一足先に
飲み始めていた。

「さぁ!taka!きちんと話をして!」

半分酔っ払っている紗南。

「おい、お前ペース早くないか!?」

takaは紗南の真っ赤な顔を見て
心配した。

「なによ!
これがシラフでいられますか!?
3年間も私のすぐそばで
隠し事してる奴がいたってのに!!」

紗南は半分やけになっていた。

「まぁ…まぁ…」

困ったように凛花がなだめながら
takaに早く話をしてくれと言うように
目で訴えた。
takaは苦笑いをしてお酒を注文すると
ゆっくり口を開いた。