一番近くて一番遠い


「!?」

八重はあまりの驚きに
声にならない驚きの声をあげて
飛び起きた。


「ひゃ!?」

それと同時に紗南も驚きの声をあげた。

飛び起きた八重が
上半身裸だったからだ。
日頃の労働で鍛えられた
引き締まった体だった。

「あれ?俺もしかして寝坊した!?」


八重は慌てて時計を見る。

「ちがうの。私が早起きしすぎて
することないから来ちゃったの。」

紗南は八重を直視出来ずに
目をそらして言う。

八重は自分の姿に気づいて
ベッドから降りてロンTを着た。

「ごめんね。
疲れてるのに起こしちゃった。」

「いいよ。
そろそろアラームが鳴る時間だし。」


八重はそう言って
携帯のアラームを切った。