一番近くて一番遠い

撮影を終え、私服へ着替えて
メイクを直している紗南のもとへ
takaがやってきた。

「紗南、頑張れよ。」

紗南はわけがわからず
鏡ごしにtakaを見つめる。
takaは紗南の耳元で


「八重に聞いたぞ。」

と言って笑った。

紗南は顔を赤くする。

「なるべくお前の休みに合わせて
あいつに休みをやるから
オフの日がわかったら俺に言えよ。」

takaがウィンクをする。

「え!?ほんと?そんなこと
してくれちゃうわけ?」

紗南はぱっと表情を明るくした。

「してくれちゃうわけ。」

takaもニコっと笑う。

「聞いてよtaka。あの坂本ってコ…


「あぁ、デマ流したんだろ?」

「それだけじゃないのよ!
健さんを買収してたの!」

「は!?」

「坂本のやつ健さんにお金を払って
わざと私に八重の前で
触れるようにさせたのよ!」