一番近くて一番遠い






そんな開放的な場所とは裏腹に
スケジュールは
思ったよりもハードだった。

紗南の仕事が後に詰まっているため
どうしても日程通りに撮影して
帰らなければならない。
のんびりハワイを満喫…
というわけにはいかなかった。

早朝の朝焼けに染まるビーチから始まり
日中は色々な店でレポート撮影。
夕方にはまたビーチで水着撮影…
夜はディナーの撮影…の予定だった。
ところが、夕方のビーチでの撮影中
紗南の様子がおかしかった。
笑顔が引きつっている。



その異変に真っ先に気づいたのは
八重だった。

「takaさん、SANA疲れてませんか?」

八重はtakaに耳打ちした。
takaはSANAを見る。

「確かに…
少し顔色が悪いかもしれないな。」

takaがSANAのマネージャーの元へ
歩いていったその時だった。