「いつから…？」
「へ？」
「あいつらにやらてたのいつから？」
「えっと…1ヶ月くらい前からかな？」
こんなことされたのは今日が初だけど…。
「本当ごめんな…ッ。
ごめん…っ」
この時、私は初めて男の子の涙をみた。
けどかっこ悪いなんて思わなかった。
私のために流してくれてる涙だと思うと
心が暖かった。
「俺、ずっとお前のそばにいるから。
鮎原は俺が守るから」
へっ？
それってどうゆう意味…？
「あ、つっても変な意味じゃねぇよ！？
た、ただお前がいじめられないように守るって意味で…」
なんだ…そうゆう意味か。
ちょっとドキッとしてしまったよ。
でも中津くん何であんなに焦ってるんだ？
「じゃあお前ん家まで送る」
「え…うん？」
それから毎日中津くんが送り迎えをしてくれた。
学校でもいつも以上に一緒にいる時間が増えた。
そして、いつしか私への嫌がらせは一切なくなっていた。
