「え、なによ。
なんでいきなりそんな態度変えるのよ…。」


由梨ちゃんも私と同じことを疑問に思ってたみたい。


「別に。
これ俺の本性だから」



「だ、だって!
今日ずっと私が話しかけてもそんな冷たい態度とらなかったじゃない!

心春ちゃんより私と一緒にいてくれたじゃないっ!

それって少なからず心春ちゃんより
私の方が好きってことなんじゃないのっ?」




えっ、そうなの?

そうだとしたらどうしよっ‼︎




「んなわけねぇだろーが。

お前は鮎原にやきもち妬かせるために利用しただけ。

だからお前じゃなくても女なら誰でもよかったの」





ん?私にやきもち妬かせるため?





はあぁああぁー!?
なにそれ!?




「そんな…」




由梨ちゃんは目に涙を溜める。




「勘違いしてもらったら困るから言っとくけどな、お前みたいな女何の目的もなかったら完全無視だから。

んじゃあ以上。
早く部屋戻れ」




ちょ、早瀬くんいいすぎでしょ…!




「…なんで、心春ちゃんなのっ?

私より可愛くないし体だって幼児体型だしいいとこないじゃないっ」



ポロポロ涙を流しながらそう言う由梨ちゃん。




相変わらず失礼だな…。