「話戻すけど、彩芽ちゃん以外の女とはどうだったの?早瀬」
また鋭い質問をする愛花。
またまた気になるけど
聞きたくないような…。
「うーん…。
嘘ついても仕方ないから言うけど
月夜、中学3年の1年間は本当にすごかったと思うよ」
彩芽ちゃんの言葉に動揺が隠せない。
「すごかったというのは…?」
気になるから勇気をだして彩芽ちゃんに聞く。
「まあ…あの頃は私の知る限りいろんな女の子に手出してたと思う。
最短では告白されてその日にヤっちゃったって言う噂もあったかな…。
あくまでも噂だよ!噂!
本人に聞いた方が確実だと思うよ」
告白されてその日しちゃうってどこの国の人だよっ‼︎
思わず心の中でツッコミを入れる。
早瀬くんが女遊び激しかったのはなんとなく知ってたけどここまでとは…。
「基本、月夜は来るもの拒まず去るもの追わずって感じだったからなぁ」
彩芽ちゃんがつけたしでそう言う。
その日にしちゃうこともあったのに、
どうして私には手ださないの!?
彩芽ちゃんは幼なじみとしてだったからって言ってたけど…私は幼なじみでもなんでもない彼女だよね!?
「へえー。
早瀬もやるわねー」
なんて愛花は呑気なこと言ってたけど。

