【続】早瀬くん、好き。




「は?なに言ってんのお前。

そんなことするわけねぇだろ」




よ、よかった…。

するわけないよね、うんうん。



「ふーん。
つまんないのー。」




そう言いながら由梨ちゃんの方へと
歩いていってしまった。




なんだ、あのチャラさは。





にしても…。




「早瀬くーん、さっき俺のものって言ったよね?ね?」





ふふふー。嬉しいぃー。


由梨ちゃんと仲良く話してたのは
まだ気になるけど…。


でも嬉しいものは嬉しいよねーっ‼︎




「は?
なにお前他の奴とヤりたいわけ?」




なんか不機嫌…?





「べ、別にそうゆう意味じゃないけど…」




「へえー。
にしても由梨の彼氏とは仲良しじゃん?」




だ、だってそれは…。



早瀬くんが由梨ちゃんとばっかいるからじゃんか…。




「そんなことないよ…。
別に仲良くなんてないし…。」




「ふーん?
ま、お前のことだろうから下心とかわかんないだろうけど?」





なにそれ…。




「わ、わかるよ!」




ほんとは全然わからないけど…。

でも、なんか悔しいし意地をはってしまった。




「んじゃあ、さっきの男に下心があったのは分かるか?」





由梨ちゃんの彼氏さんのこと…だよね。




でもあの人だって一応彼女がいるわけだし…。




「あ、あれは!
ただの冗談だと思うけど…」




由梨ちゃんと言う可愛い彼女がいるんだもん。