自分のクラスに?
なんでっ⁈
まだ早瀬くんに客として扱ってもらってないよ⁈
「や、やだよっ。
早瀬くん接客してもらうんだもん。」
「‥お前、また誰かにホイホイついて行きそうだから勘弁」
そ、そんな子供じゃないもんね‥‥っ
「‥‥とりあえず、帰れ。
こっちの身にもなれ」
ちぇ‥‥。
早瀬くんに怒られそうだし、愛花にも怒られそうだし、大人しく帰るか‥‥。
「じゃあ‥帰るぅー。
その代わり午後は一緒に回ろうねっ⁉︎」
楽しみにしてるんだから。
「はいはい。」
早瀬くんは適当に返事をして、
また女の子の輪に戻っていった。
不思議なことに、さっきより不安がなく気持ちが軽かった。
へへ、やっぱり早瀬くんの言葉は魔法だねっ。
そんなことを思いながら自分のクラスへスキップをしながら帰った。
自分のクラスに戻った後はいたって真剣に仕事に取り組んだ。
「あ、私らもう終わりの時間だね」
愛花は時計を見てそう呟く。
「うん、そうだね」
やっと早瀬くんに会えるー。
さっき会ったばかりだけどね。

